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心療内科
心の病を対処するには、患者様にとってストレスとなる原因を見つけ出し、環境を整えていくことが大切になります。そのため、診察やカウンセリングを通して、改善への糸口を一緒になって考えていくことに努めています。
心療内科ではうつ病をはじめ、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アルコール依存症、不眠症、認知症、統合失調症、不安障害、パニック障害、更年期障害などを診療しています。特にアルコール依存症は、肝機能障害をもたらしたり、社会生活におけるトラブルの原因になったりします。当クリニックの院長は、公的な施設での支援や救急対応など診療に長く携わってきています。お悩みの方は是非ご相談にいらしてください。
うつ病
うつ病の原因はさまざまであり、仕事でのストレスや子育ての不安などから発症することがあります。普段より、ゆううつ感が続いたり、気分の浮き沈みが激しかったりする方は一度ご相談いただければと思います。症状が悪化すると、心の不調のみならず、不眠・めまい・頭痛・食欲不振などといった身体に影響が及ぶこともあります。
当クリニックでは、まずお話をじっくり伺い、患者様の様子やしぐさを見ながら診断します。診断の結果、うつ病であれば、お薬と心理療法などの治療を行い、合わせてうつ病の原因となる生活環境の改善も図ります。クリニック内にはご家族と交えて話し合いができるスペースもありますので、症状でお悩みの方はご相談いただけると幸いです。
適応障害
ストレスによって、気分の落ち込み、意欲低下、不眠や身体症状が出現している状態です。例えば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。
治療方法は、原因となっているストレスを軽減して環境を適応しやすい状態に整えることや、場合によっては休職や休学をして休養することが必要です。
また、カウンセリングを受けることで心の整理をしたり、社会に適応できるようにすることも大切です。
ASD(自閉症スペクトラム障害)
社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりがうまくできないコミュニケーション力の障害、変化を嫌う想像力の障害などの特徴を持っていて、自閉症スペクトラム障害と呼び方をされることもあります。
本人が過ごしやすい環境を整える環境調整、医師のアドバイスや発達障害にくわしい心理療法士のカウンセリング、薬物療法などが主な治療法となり家族や職場の人たちにも協力してもらうことが必要となります。
ASDとADHDが合併する方も増えてきています。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
仕事で注意して作業しているにも関わらずミスが一向に減らなかったり、授業中に落ち着きがないと指摘を受けたりする方はADHDかもしれません。ADHDとは注意欠陥・多動性障害とも呼ばれ、年齢に関係なく不注意・多動性・衝動性の症状が現れるのが特徴的です。
治療では、患者様のお話をお伺い、私生活を送る上でのアドバイスをします。この状態を放っておくと、社会になじめずにどんどん患者様自身に負担がかかってしまいます。そのため、ご家族を含めた周囲の方々が支えていくことが大切になります。
患者様やご家族の同意の下やむを得ず薬物治療を行うこともあります。
社会不安障害(あがり症)
社会不安障害(SAD)とはあがり症とも呼ばれており、人前に話した時に緊張し、強い不安や恐怖にかられる病気です。過度な状態になると、動悸や発汗などの症状が現れ、さらにはパニック発作を起こすこともあります。この病気が原因で、人間関係がうまくいかず、孤立してしまう方もいらっしゃいます。
当クリニックではまず患者様のお悩みや、どの程度の改善を希望されているかを詳しく伺い、お話をもとに治療計画を立てていきます。患者様の中には、場合によっては内服薬だけで過度な緊張がなくなり、落ち着いた行動を取れる方もいらっしゃいます。一つひとつ成功体験を積むことが社会不安障害の治療では大切ですので、一人で悩まずにご相談にいらしてください。
強迫性障害
外に出かける際に、家の鍵をかけたか不安で3回も4回も確認するために戻ったり、きれいに手が洗えているのに気になって何度も洗ったりする方は、「強迫性障害」の疑いがあります。強迫性障害とは、過度な不安やこだわりによって、日常生活に支障をきたす精神疾患です。
当クリニックの治療では、診療を行ったうえで認知行動療法を行い、生活面で気になっていることを一緒に整理して、精神的な負担を減らしていきます。また診療の結果、服薬治療を要すこともあります。日常生活において、予定通りに仕事がうまくいかない、よく遅刻をしてしまうなどに当てはまる方は一度ご相談いただければと思います。